「LUCKY」観想
(新宿武蔵野館/2018.4.28)
「LUCKY」を観た。
渋い。とにかく渋い。
「ラッキー」役のハリー・ディーン・スタントンの佇まい。すごいなぁ。
乾いた街並み、輝く太陽もまたよい。
超ハイテンション映画が続いてたので
最初そのあまりのスローさに慣れるのに少々時間が必要だった。
(それが(この年齢の人たちの)人生のスピードそのものなんだろうけれど。)
そこで起きる、語られるエピソードは、決して煌びやかなものではない。
けれど、「確かに」自身の「現実」を形作って彩っているものなんだよなあ。
一昨年亡くなったじいちゃんにも重なった。
いなくなっても、そこここに居るんだよなぁ。
「リメンバー・ミー」にも通底感。
いぶし銀。
観て良かった。