「レディ・プレイヤー1」観想。
(新宿ピカデリー/2018.4.21)
「レディ・プレイヤー1」を観た。
ヤバかった。(←語彙力)
コレはホントにヤバい。
「作品世界」という意味で、またしても至高の1作が誕生した感。
「作品世界」と同様に、(その「作品世界」を形づくるための)映像技術に関しても
自分は「ロード・オブ・ザ・リング」を観た時に「ひとつの到達点が来たな」と思い
(古くは「ジュラシック・パーク」(!)、続いて「マトリックス」)
「コレを超える作品はそうそう現れないだろう」と思い、その後は
「そっち系(映像スゴイ系)」にあまり興味を持てなくなっていた。
けれど、この「レディ・プレイヤー1」は、また「新たな到達点」を感じた。
すげぇわ。
(それは勿論「ロード・オブ・ザ・リング」の素晴らしさを少しも損なわないけれど)
ストーリーはシンプル(言ってしまえばありきたり)だけれど、
とにかく「その世界への没入させ感」がハンパない。マジヤバい。
「オアシス」ちょっとやりたくなったもの。
自分はそれほど(好きは好きだけど)ポップカルチャーに詳しくないし
オンラインゲームとか全然やらないにも拘らず、すごく良かった。楽しめた。
そういう分野が好きな人にとってはもう比べ物にならないほど感激出来るのだろう。
そういう分野に対する深い深い愛と、敬意に満ち溢れた作品だった。
ディズニーとは分野は違えど、その愛と情熱は本当に素晴らしかった。
「ジュラシック・パーク」や「マトリックス」や
「ロード・オブ・ザ・リング」などと同様に、
この「レディ・プレイヤー1」も何度観てもその作品世界に誘われ没入出来、
映画が終わってしまう時にその作品世界から離れる淋しさを感じる
あの「心からの満足」をいつでも感じられるだろう。
(…完全に蛇足ではあるが、アルテミス(サマンサ)役の)オリビア・クックが結局
かわいかった。)
スピルバーグはまだまだやっぱり凄かった。
珠玉。